Toru Ichikawa
備前焼・市川透氏自身のブランド力を高めるべく、ブランドマークや名刺、封筒、パンフレット、陶歴、包装紙などビジュアル面全体をトータルで依頼された。市川氏は東京都出身で30代後半に現代の備前焼を代表する作家・隠﨑隆一氏の下に弟子入りされ、約4年間の修業の後、独立された新進気鋭の作家である。 市川氏には、今までにない新しいスタイルの備前焼を創り、一人でも多くの人に観てもらいという想いが根底にあった。それには良い作品を作ることは当然ながら、フライヤーやDMなどの広報物にも力を入れ、自身のブランド力を高め、「備前焼・市川透」のオリジナリティを出していかなければ、お客様は本当に喜んでくれないと考えられていた。お客様は作品とともに「備前焼・市川透」という作家の世界観も合わせて買っているからだ。 ブランドマークはIchikawaの頭文字「I」をモチーフに、市川氏の陶芸に取り組む真っ直ぐで一途な姿勢や想い、そして一本ビシッと筋の入った覚悟と決意を表現しており、名刺や陶歴、パンフレットなどに大胆にあしらうことで、独自性と象徴性を表現している。カラーの赤は市川氏の大切にしている色であるとともに人間らしさや情熱を表している。


















