QUA DESIGN style
中之町商店街

400年以上前、宇喜多秀家による岡山城築城とほぼ同時に生まれた商人街・中之町。表町商店街の中枢をなすその中之町のブランドマークやポスター、ショッパーなどのビジュアルデザイン、ブランドコピーやステイトメント、そしてウェブサイト内「商人リスト」の取材・執筆を担当し、デザイン、写真、言葉の三位一体で中之町の潜在価値を可視化し、内外に伝えた。

【ブランドマークコンセプト】

中之町の「商人」と中之町という「場所」の潜在性をミニマルに表現している。対象を抽象にしたミニマルなフォルムは、想像の幅を広げるとともに、無限の拡がりを感じさせる。純粋な感性に頼ることで、新しい価値の創造の場となってもらいたい。

■「中」を表現

中之町は、岡山の街の「中心」に位置し、街の「中枢」をなしている。当然中之町の「中」でもある。また中之町(表町)は昔、内山下と中山下の両武家町の間(真ん中)にあったといわれている。

■「+(プラス)」の概念を表現

宇喜多秀家から城下を代表する地域の顔となるようにと名付けられた「表町」。それから400年余りもの間、先人たちが築き上げてきた歴史に、私たちの新たな歴史をプラスする。またお客様に新たな価値と、たくさんの「うれしい」「たのしい」をプラスできる「商人の街」としてあり続けたい。

■交差(クロス)する「場」を表現

中之町は、お客様と商人、お客様と商品、お客様とお客様など様々な出逢い創出の場である。お客様の想いと商人の心が交差して喜びを産む。また商人がそれぞれの「技」を交差させ切磋琢磨しながら、中之町の繁栄を築く。それら「三方よし」の概念を形象化した。

■扉、舞台・劇場を表現

「商人の街」として新たな扉を開く様子を表現するとともに、中之町で繰り広げられる日常(生活、趣味嗜好、仕事、勉強、遊びなど)の物語が上演される舞台・劇場に見立てた。

【ブランドコピー】

「岡山 四百年商人の街 NAKANOCHO since1597」

【ブランドスローガン/ステイトメント】

「人の中の、街」  ― うれしいをプラス、たのしいをクロス ―

岡山表町商店街の誕生は戦国時代末期、宇喜多秀家が岡山城とその城下町を整備した際に、備前国内から選りすぐりの商人を集め、城下の三之曲輪の山陽道沿いに住まわせたことが起源となっています。

それから400年余りもの間、先人からの商人(商いの職人)魂を受け継いだ私たちは、お客様お一人おひとりへのおもてなし、触れ合いを大切にし、品物とともに心を届ける商人でありたい、また同時にここ中之町で商いを営んでいるという誇りを胸に刻んで歩んできました。

時代とともに町は変わります。当然私たちも変わります。しかし400年間連綿と受け継がれた商人魂はそのままに、中之町はこれからも引き続き、次の時代に向けて岡山の「真ん中」で、人と人の「中にある街」として進んで行きます。

そしてお客様の想いと私たち商人の心を交差(クロス)させながら、お客様に新たな価値と、たくさんの「うれしい」「たのしい」をプラスできる「商人の街」であり続けたいと思います。

≪中之町ウェブサイトページ「AKIND LIST」≫   言葉と写真で中之町の潜在価値を伝えるべく取材、撮影、執筆を担当。(#1~#8) 
ウェブサイト制作・デザイン/古木陽介、西田美穂(スクイズ研究所) 写真/田中園子

クライアント/協同組合 中之町商店会